基本的に晴耕雨読の精神で生きているので、
雨の日は本を読んだりブログを書き溜めています。
場所はたいていホテルのラウンジで、
この日は椿山荘へおでかけしました。
雨の日って、ちょっと訳もなく不安になったり、
すこし憂鬱な気分になったりしますよね(私だけ?)
この日も自分では自覚がなかったのですが、
落ち着きなくそわそわと青い顔をしていたらしい私を、
好みも気持ちも良く理解してくれている主人が、
「花でも見に行こうか」とここへ連れ出してくれました。
***
ちょうどアフタヌーンティーが秋らしいメニューでして、
でもフラリと来て贅沢すぎるかな…と思っていたら、
これまた、主人がすでに頼んでくれました。
ありがとう。
ハーベストアフタヌーンティー
文字通り”秋の実り”を思う存分頂ける三段♡
果実から穀物までたっぷり楽しみました。
(以下公式ページからメニューを引用)
・カシスと洋梨のジュレ
・金木犀のチーズケーキ
・無花果のムース りんご仕立て
・抹茶のオペラ
・スコーン
(プレーン、ゴルゴンゾーラ、マロン)
・クロテッドクリーム
・スモークサーモントラウトと茄子のグリルサンド 粒マスタード風味
・カマンベールチーズと林檎のオープンスタイル カラメルソース
・英国貴族の愛したキューカンバーのサンドイッチ
・おかきで包んだ鴨肉とグリーンペッパーのリエット
***
椿山荘のアフタヌーンティーで一番好きなのは、
ほかほかの状態でサーブしてくれるスコーン!
クロテッドクリームとジャムで食べるのが大好き!(デブ)
この日もほっかほかのスコーンに癒されました。
公式情報は♡こちら♡でチェックしてみて下さいね!
自分をリセットする場所
—ここからは、本題と逸れて、少しこの頃のことを—
ホテルのラウンジは、
ホテルのラウンジは、
学生時代から色々な所に通っていて、
ぼけーっと時間を過ごしてきた場所です。
椿山荘に行くようになったのは、社会人になってからで、
特に最近は頻度が増えました。
日比谷、芝、六本木にもそれぞれ大好きなラウンジがありますが、
それはどこも都会的で、非日常な、”よそ”の雰囲気です。
20代前半までは、そういうところに行くと、
横浜でのんびり育った私の心を奮い立たせるというか、
東京に生きていることを強く感じられて、
半ば自尊心の確認というか、そこにいることを再認識していました。
椿山荘は、そんな”よそ”とは少し違った雰囲気があります。
光の射す大きな窓の外はいつも、その季節の色をした緑に囲まれ、
館内の長い廊下を歩けば歩くほどに時代をさかのぼり、
瀟洒だけれども、控えめでいつも温かく迎えてくれる様な。
そんな一言には到底まとめられないしつらえの中で、
小花のちりばめられた華奢なティーカップに、
ほんのり実家を思い出しながら紅茶を頂いていると、
自然と自分がリセットされて行く感じがします。
行けば写真も撮るし、インスタにも載せているので、
フォトジェニックだから行っていると思われがちですが、
そういうことだけではないんです。
***
東京に暮らしていると色んなことがあって、疲れることも。
特に、ここのところは”今更”とか”もう遅すぎる”とか
そういう気持ちになる出来事が沢山あって、、、
当然そういうなかでも時間はどんどん過ぎて行くから、
立ち止まっている時間も、もったいなくて。
だけど学生時代に先生にかけてもらった言葉で
すごく印象に残っている一節があります。
”時間と場所は、似た性質がある。
時々立ち止まって周囲を見回さないと、
いま、どこにいるか分からなくなる”
まさに、その通りだなぁと思うこの頃。
迷ったら、こうやって自分をリセットしながら、
また思うように歩いて行けば良いのかな、と思っています。
で、つらつらこういうことを考えて、紅茶が冷めた頃が、
一番美しい席の去り時だと思うのです。
すごく印象に残っている一節があります。
”時間と場所は、似た性質がある。
時々立ち止まって周囲を見回さないと、
いま、どこにいるか分からなくなる”
まさに、その通りだなぁと思うこの頃。
迷ったら、こうやって自分をリセットしながら、
また思うように歩いて行けば良いのかな、と思っています。
で、つらつらこういうことを考えて、紅茶が冷めた頃が、
一番美しい席の去り時だと思うのです。